開催趣旨

 佐賀県には、玄海原子力発電所に4基の原子炉があります。さらには2011年6月、この玄海原子力発電所2.3号基の運転再開に関するやらせメール事件が起こりました。私達は、そんな佐賀県にどこか非民主的で閉鎖的な空気が漂っているように感じていました。そこで今回のMEEC in SAGAでは、「佐賀から日本を始めよう」というキーワードを挙げさせていただきました。なぜなら佐賀県は、このような状況においても、実は再生可能エネルギー普及にも積極的に取り組んでいるのです。例を挙げると、住宅用太陽光発電普及率においては全国1位(平成23年度末時)。ここ佐賀大学においても、海洋エネルギー研究センターでは、「海洋温度差発電」や「波力発電」についての研究が行われています。

 

 このような佐賀県の取り組みをもっと多くの方々に知ってもらい、将来のエネルギーについて考えていくことが、「佐賀から日本を始めよう」という今回のキーワードにつながります。また、エネルギーのシフトは民意の成長と大きく関係しています。「佐賀から日本の民主主義を元気にしたい」、このような想いも今回のテーマには同時に込められているのです。

 

 私達実行委員も参加者の1人として、原発推進の方・反対の方を交えた議論をきちんとお聞きし、登壇者の方々や市民の方々と一緒に考え、議論していきます。そして、私達の暮らしやエネルギーについての考えや将来像が深まればと考えています。

 

 「佐賀から日本を始めよう」という言葉に込められた想いを、多くの方々と共有し、参加者の皆様にとって充実した会議になりますことを実行員一同心から願っています。

実行委員長あいさつ

 初めまして。実行委員長の吉松賢一です。私からは1つだけ、皆様に申し上げたいことがございます。

 

 MEECは、原発推進/反原発・脱原発、自然エネルギーの今後等について、こうあるべきという特定のスタンスを打ち出すためのものではありません。あくまでも、エネルギーの今後について考え、議論し、対話をする場です。しかし、議論を進めていくと不思議なことに気がつくのではないでしょうか。それは、エネルギーの今後についての議論が、実は個人が持つ価値観や倫理観に深く関わっているということです。自分とは違う価値観を認め、受け入れるのは、大変難しいことです。何より勇気が必要になります。

 

 さて、金子みすゞさんの詩「私と小鳥とすずと」に次のような言葉があります。みんなちがって、みんないい。どうも、昨今の私たちはこの言葉を忘れているようでなりません。みんなちがって、みんないいんです。だからこそ、本日ご参加の皆様には、勇気を持って自分とは違う価値観を認め、受け入れて欲しい。さすれば、皆様にとってMEEC in SAGAが有意義なものとなる。私はこのように確信しております。

<主催・問い合わせ先>

MEEC in SAGA 実行委員長

吉松賢一

(佐賀大学経済学部3年)

090-1199-3422